
Drawing exhibition
COMBINE/BAMI galleryアーティストによるドローイングの展示会です。
■出品作家 釜匠 八木佑介 宮本大地 小橋順明 松本央 岡部賢亮 佐野暁 公庄直樹 阿部瑞樹 太田夏紀
2021.08.11 (wed) - 2021.08.20 (fri)
OPEN 12:00~18:00
※最終日午後4時閉廊

■釜匠 Takumi Kama 「休息」
2021/紙にペン・アクリル絵の具/358×243㎜(用紙サイズ405×285㎜)
それは彼らの休息。そして束の間の休息。
■阿部瑞樹 Mizuki Abe 「機怪鳥」
400×284㎜ 水彩紙、鉛筆、墨、アクリル絵具
何も考えずただ手の赴くままに点や線を描き、まっさらな紙を汚してみる。すると、日常で目にしている物、自然と惹かれる物や形などが、不思議とぼんやり見えてくる。それらを繋ぎ合わせて描き起こした時、自分という人間の中身が、そこに確かに投影されているように思えた。

■宮本大地 Daichi Miyamoto
「F500-parachute設定画」
358×243㎜ 画用紙にペンとアクリル
今は見かけることの少なくなった旧車を中心に独自の改造を施し新たな時代へ進むカスタムカーを作る「ミヤモトモータース」のオフィスにお邪魔することになった。「ミヤモトモータース」のオーナーである宮本氏は今回だけ特別にと新たにカスタムを予定している車体の設定画を見せてくれた。
■松本央 Hisashi Matsumoto
「オレンジのミニカー素描」
400×284㎜ 鉛筆、色鉛筆、水彩
私にとってドローイングとは世界を認識する術です。五感で感じた膨大な情報を整理し、何とか自分が感じたモチーフの魅力に近づけるために繰り返し試行錯誤します。今回はミニカーをモチーフに選びました。実車でも模型でもない魅力が現れてくれることを願って。

■八木佑介 Yusuke Yagi 「noise」
380×410㎜ 水彩紙、墨、顔料
都市の内で過密となる電線。それは醜悪なものとされ地中へと隠される。都市にふさわしくない都市の姿。品種改良や進化の過程で先祖帰りが起こるように、人に備わる野生が剥き出されるような、私にとっての都市における人間性が揺らぐ景色。
■小橋順明 Masaaki Kobashi
「カブトムシこわれた」
297✕420㎜ ペン、アクリル
ただ引かれただけの線、ただ塗られただけの絵の具が、それ以上の何かになる。それだけのことがすごいことに思えて、ただただ嬉しくなります。

■岡部賢亮 Kensuke Okabe
「死神のためのドローイング」
400×284㎜ クラフト紙、パステル、PETフィルム
私はドローイングをほとんど描かない。というより、描いても残らない。制作していると水やら木粉やら様々な薬品なんかでボロボロになり最終的に見る影もなくなってしまうからだ。そもそも私が描いているのはドローイングと呼んでいいのか?とすら思っている。適当な紙や段ボールにぼんやりこんな感じかと鉛筆で当たりをつけるぐらいしかしない。おまけに面倒臭がりでせっかちな性分だから消しゴムなんか使っていられない。描いた線が増えれば増えるほどよく分からなくなるので上からサランラップをしてマジックで濃い線を描いたりする。気に入らなければラップを剥がせばいい。そんなことをしていると粘土で形を作ったほうが手っ取り早いことに気づいてそのままなんてことがほとんどだ。ただ稀に、出来上がった立体作品よりドローイングで描いた線のほうがイキイキしていたりもする。肩の力が抜けているときにしか出ない雰囲気がドローイングにはあるのかもしれない。
■公庄直樹 Naoki Gujo 「空中散歩」
400×284㎜ 水彩
「いつもきまぐれな黒ねこ、ある日みつけた赤いふわふわあそんでいるとからまった、うーんこまった、でもまぁいいか、これからどこへいこうかな、風のむくまま気のむくまま・・・」

■太田夏紀 Natsuki Ota 「こどもと鯨」
285×400㎜ 紙、アクリル絵の具、ペン、鉛筆
ふちに腰掛ける子ども。今回のドローイングでは、立体作品には無い場面を描きたいと思い制作しました。
■佐野 曉 Akira Sano 「タコの惑星」
285×400㎜ 鉛筆
コロナもコロコロ みんな まあるく転がせば みんな笑顔にコロコロたこ焼きのできあがり。